書庫 上昇廻廊

「Something Four」 A6文庫版　本文152ページ パロディ短編集です。 初めて自分で作った同人誌にしては、すごくいい出来だと思います。 表紙も裏表紙も、電車の中で読んでも同人誌とはバレないようなデザインです。本文の組版も、友人の協力によって商業誌に見劣りしないレベルになっています。 ただし収録作品の中には「電車の中で読んだら笑いをこらえきれずに変な目で見られた」との感想をいただいたものもありますので、あまり人前では読まないほうがいいかもしれません。 四つの短編を収録しており、そのうち三つは以下のリンクから（収録されているものとは微妙に異なる場合もありますが）すべて読むことができます。 「走らされるメロス」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054880509634 カクヨム「詩・童話・その他」ジャンルにて累計ランキング三位の作品です。内容はタイトルからお察しですが、きっと面白いはずです。太宰治ファンの方は読んでも怒らないでくださいね。 「温泉卵の日」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884953249 文体を取り換えながら描くドタバタSFです。きっと一度は読んだことのある文体が登場すると思います。解説ページに誰の文体なのか全部載っているので、答え合わせしてみてください。 「Burning Red Riding Hood」 アクションバイオレンス童話です。暴力・ホラー・グロテスクなシーンが含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。 「プロジェクトＫ　〜求婚者たち〜」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897003198 Ｋはかぐや姫のＫ、二万字越えの最大ボリュームにして内容的には最低の作品です。竹取物語の作者も墓の中で怒り狂ってるんじゃないでしょうか。まだ墓が現存していればの話ですが……。 作品は以上の四つになります。 これに加えて解説と後書きもそこそこボリュームがあります。結果として、本棚に並べても違和感がないぐらいには厚くなりました。 とりあえず上のリンクからどれかを読んでみて、面白いと感じたら購入ボタンを押してみましょう。きっといいことがあります。たとえば、自宅にこの本が届いたりとか。